初心にかえる

今から１０年も前の事でございます
季節も丁度　「沖縄も寒くなるんだなぁ～」っと思った１２月でした。

私は沖縄に来て１年を過ぎ、いささか沖縄的ホテルの調理場に疑問を抱いておりました
人間関係や、やはりナイチャーと云う差別用語の存在に、ナンクルナイサァ～や、ウチナァータイム
とってもいい言葉だし、考え方と思う反面、こと仕事に関してはあってはならないし、我慢できない事だったんです。
自分なりにベストをつくして、やるだけの事はすべてやった、だからナンクルナイサァ～
だと思うし、調理技術や理論など様々な事を教えてあげてるのにウチナァータイム？

それでは仕事にならないし、私一人の存在がホテル調理場の大きな輪を乱してしまってないだろうか？などと考えたら、大好きな沖縄に来れたのに残念だなぁ～と思うも、この場から居なくなる事にしました。

しかし沖縄から離れることは出来ませんでした。

なにかいい考えは無いか？沖縄での生活を続けるには？

私は当時、血気盛んな３０歳そこそこ、答えは簡単です
自分の店を持てばいいんだ！
なんて安易な発想で、しかも世間知らずの馬鹿者なんでしょうか
すぐさま物件探しに開業準備を始めてしまいました。

そして１０年前、沖縄も寒くなってきた１２月のこの頃に
止めればいいのにフレンチレストランを北谷の港に出してしまったのでした。

フルオープンキッチンでカウンター12席のみ、目の前で作りサービスする
ステーキハウスのようなフレンチレストランを・・・
覚えているお客さんいるかなぁ～砂辺の一方通行の終わりの方で白い一軒屋の
そうだなぁ～懐かしぃ～です。

あのころ頑張ってたんだよぉ～っうか、負けたくなかったんだね
何にか？

沖縄にかなぁ～